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祇園精舎の鐘の声

2013.01.04 (Fri)

昨年の大河ドラマ「平清盛」は、さんざんな不評、低視聴率に泣かされ、
終盤はもう中身も本当に腰砕けのグダグダになってしまいましたが、
少なくとも中盤まで、わたしはかなり気に入って見ていました。

清盛だの後白河院だのは、これまでの大河ドラマにも
度々登場してはいましたが、いずれも源氏の視点から描かれており、
昭和47年の「新・平家物語」の折には、
わたしはまだ5歳でしたので、
「水戸黄門」や「遠山の金さん」のようなチャンバラは見ていたものの
大河ドラマを充分理解するにはまだ早い年頃でした。
(積極的に大河ドラマを楽しむようになったのは、
昭和52年の「花神」からです)

そんなワケで、わたしが「これは四半世紀ぶりくらいの傑作か!?」と
期待した大河ドラマ「平清盛」は、
竜頭蛇尾の実に残念な結果となったものの、
それでも、わたしにとっては結構面白く、また、
これのおかげでようやく、平家の興亡についてアウトラインがつかめた感じです。
(かなりフィクションが多かったので、
まるごと鵜呑みにはできませんが・・・・)

で、昨秋来、友人たちに「かつて挫折したものの
今度こそ毒はしようと思う!」と宣言しつつ、
いまだ手つかずに置いてあった、原文「平家物語」を
今日、ようやく紐解くこととなりました。

古典は文体というか、リズムが命、と思っているので
同じ読むなら原文で、と思い、そのせいで
これまで読みかけては挫折してきたのですが、
やっぱりこの原文のリズムは是非とも味わいたいものです。
これまで原文で読破できたのは「南総里見八犬伝」のみですが、
平家物語は八犬伝にくらべて時代が古い反面、
量は文庫本にして上下巻のみなので、
なんとかなりそうな予感・・・・・。
とはいえ、リズムを楽しむために、
音読のスピードでじっくり読んでいこうと思っています。

今夕、やっと、「祇園精舎」「殿上闇討」「鱸」の三話のみ読みました。
講談社文庫の「平家物語」を呼んでいるのですが、
簡単な脚注があるのみなので、いまいち細かい部分までは
きちんと理解できていない気もするのですが、
「殿上闇討」の場面などは、中井貴一の忠盛を思い出しながら
脳内補完で楽しみました(^^;

で、「鱸(すずき)」ですが、

「抑 平家かやうに繁盛せられけることは、偏に熊野権現の御利生とぞ聞えし。その故は、清盛未だ安藝守たりし時、伊勢國阿濃津より、船にて熊野へ参られけるに、大きなる鱸の船へ踊り入ったりければ・・・・・(中略)・・・・・その故にや吉事のみ打続いて、わが身太政大臣に居たり、子孫の官途も龍の雲に上るよりはなほ澄やかなり・・・」

とまあ、要するに、平家が栄えたのは、熊野参りに行ったときに、
船にデッカい鱸が飛び込んできて、それってすごく縁起がよかったんだよー
てな話が短く書かれているだけなんですが、
ははー、なるほど、だから「鱸丸」なんだなと思ったわけです。
ドラマでは平盛国の出自が、漁師の鱸丸となっています。
漁師出身って部分はフィクションらしいんですが、
「すずきまる」って漁師だから魚にちなんだんだろうけど、
変な名前~と、ちょっと思っていました。
でも、これって、平家にとって、盛国がものすごーく重要な、
得難い人材、家の宝だったって感じなんじゃないかなと。
鱸は原文に書かれているとおり、縁起がいいってことですし、
なにせ出世魚ですもんね。
この鱸のエピソードになぞらえて、
盛国あっての清盛っていう描き方をしたかったんだなーと
ここを読んで初めて合点がいきました。

これまでなんどか挫折したときにも
ここらへんは当然読んでいたはずなんですが、
全く頭に残っていませんでした(^^;
やっぱりドラマで全体を把握してから読むと、
いちいちフムフムと腑に落ちてくる感じがするので、
読破するには今がチャンスですかね・・・・・。

こんなチンタラしたペースで、ほんとに最後まで読めるのか、
先行き非常に不安ですが、まあ、頑張って読み進めていこうと思います。

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